異音・振動・発熱が見られたらベアリングの点検をおすすめします
小型モーターから「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった異音がする、以前より振動が大きい、異常に発熱するといった場合には、ベアリングが摩耗・劣化している可能性があります。
ベアリングの異常を放置すると、モーター軸や周辺部品まで損傷することがあります。ただし、小型モーターの場合は、ベアリング交換よりモーター自体を新品交換した方が経済的なケースもあります。
モーターのベアリングとは?
ベアリングは、モーター内部の軸を支え、スムーズに回転させるための部品です。モーターが稼働している間は常に回転を支えているため、長期間使用すると摩耗や劣化が進みます。
ベアリングに異常が生じると回転抵抗が大きくなり、異音、振動、発熱、回転不良などの症状につながることがあります。
ベアリング交換を検討する主な症状

異音がする
正常時には聞こえなかった「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった音が発生している場合、ベアリングの摩耗や損傷が考えられます。設備の運転音が大きい現場では気付きにくいため、日常点検で音の変化を確認することが重要です。
振動が大きくなった
ベアリングが劣化すると軸の回転が不安定になり、モーター本体や設備に振動が発生することがあります。以前より振動が大きい場合は、ベアリングだけでなく軸や負荷側も含めて確認します。
発熱している
ベアリングの回転抵抗が増えることで、モーターへの負荷が大きくなり、発熱につながることがあります。異音と発熱が同時に発生している場合は、早めの点検をおすすめします。
回転が不安定になった
回転が滑らかでない、回転時のブレが大きいといった場合にも、ベアリングや軸の状態を確認する必要があります。
ベアリングの異常を放置するとどうなる?
ベアリングの劣化を放置すると、単純なベアリング交換だけでは済まなくなる可能性があります。
- 振動の増加
- モーター軸への損傷
- 回転不良
- モーターの過熱
- 周辺部品への負担
- モーター停止
突然の設備停止を避けるためにも、異音や振動といった初期症状の段階で状態を確認することが重要です。
小型モーターはベアリング交換と新品交換を比較する
ベアリングに異常があるからといって、必ずベアリングだけを交換するべきとは限りません。特に小型モーターは新品価格が比較的安いため、修理工賃や部品代を含めると、新品モーターへの交換の方が費用面で有利になることがあります。
- 新品モーターの価格
- モーターの使用年数
- ベアリング以外の劣化状態
- 同等品の入手性
- モーター交換に必要な工事
「ベアリングが悪いからベアリングだけ交換する」と決めるのではなく、モーター全体の状態から判断することが重要です。
廃番・外国製モーターの場合は代替品への交換も検討
古い設備では、モーター自体がすでに生産終了していたり、外国製で同じ製品を入手できなかったりする場合があります。
その場合でも、出力、電圧、回転数、軸寸法、取付方法などを確認することで、別メーカー・別型式のモーターへ置き換えられる場合があります。
同じ型式が見つからない場合でも、すぐに設備全体の更新と判断せず、代替可能なモーターがないか確認することをおすすめします。

小型モーターの異音・振動は岡部機械工業へ
岡部機械工業では、搬送装置や組立機などに使用されるモーターについてご相談を承っています。異音、振動、発熱などが発生している場合は、モーターの型式・使用環境・症状を確認し、修理または新品交換のどちらが適しているかを検討します。
小型モーターについては、費用や今後の保全も考慮し、無理に修理するのではなく新品交換をご提案する場合があります。外国製・廃番モーターの入替についてもご相談ください。
小型モーターのベアリング交換に関するよくある質問
Q.モーターのベアリングが悪くなるとどんな音がしますか?
「ゴロゴロ」「ガラガラ」など、正常時には聞こえなかった異音が発生する場合があります。ただし、音だけで原因を断定することはできません。
Q.異音があってもモーターが回っていれば使用できますか?
動作していても劣化が進んでいる可能性があります。故障範囲が広がる前に点検することをおすすめします。
Q.小型モーターはベアリングだけ交換した方が安いですか?
必ずしもそうとは限りません。小型モーターでは、新品価格と修理費用を比較すると、新品へ交換した方が費用面で有利な場合があります。
Q.ベアリングの交換時期は何年ですか?
交換時期は使用時間、負荷、温度、粉塵などの使用条件によって異なります。年数だけで判断せず、異音・振動・発熱などの変化を確認することが重要です。