三相モーターの故障は原因を切り分けてから修理・交換を判断します
三相モーターが回らない、異音がする、異常に発熱するといった場合、モーター本体だけでなく、電源・配線・ベアリング・負荷側装置・制御機器など複数の原因が考えられます。
そのため、モーターだけを交換するのではなく、設備側も含めて原因を確認したうえで、修理・交換・入替のどれが適しているかを判断することが重要です。
三相モーターによくある症状と原因

三相モーターでよく見られる症状と、主に考えられる原因は次のとおりです。
回らない:電源、配線、コイル、ベアリング、負荷側装置など
異音がする:ベアリングの摩耗、軸まわりの異常など
発熱する:過負荷、ベアリング、冷却不良、電気的異常など
振動する:ベアリング、軸、負荷側装置など
症状だけで原因を断定することはできないため、実際の設備状況を確認する必要があります。
三相モーターが回らない原因
三相モーターが突然回らなくなった場合には、電源や配線、ベアリング、コイル、ブレーキ、制御機器、モーターが駆動している機械部分などを確認します。
搬送装置や組立機では、負荷側の機械部分が固着したことでモーターが回らなくなっている場合もあります。原因を確認せずにモーターだけを交換すると、新しいモーターにも同じ負荷がかかる可能性があります。
三相モーターから異音がする原因
「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった異音が発生している場合、ベアリングの摩耗や劣化が代表的な原因の一つです。ベアリングの状態が悪化すると、異音だけでなく振動や回転不良につながることがあります。
異音が発生している状態で運転を続けると、軸や周辺部品まで損傷し、修理範囲が広がる可能性があります。設備停止につながる前に状態を確認することが重要です。
三相モーターが発熱する原因
モーターは運転時に発熱しますが、以前より明らかに温度が高くなっている場合は注意が必要です。
- 過負荷運転
- ベアリングの摩耗や劣化
- 冷却不良
- コイルの劣化
- 使用環境の影響
異常発熱を放置するとコイルの絶縁劣化が進み、最終的には焼損してモーターが停止することがあります。「まだ回っているから大丈夫」と判断せず、以前と違う発熱が見られた場合は早めに確認することをおすすめします。
三相モーターは修理と交換のどちらがよい?
三相モーターの修理・交換は、故障箇所だけでなく、モーターの大きさ、新品価格、使用年数、代替品の有無、取付条件、制御との関係などを確認して判断します。
故障箇所:ベアリング、コイル、その他のどこに異常があるか
モーター価格:修理費用と新品価格にどの程度の差があるか
使用年数:他の部品も劣化していないか
代替品:同等品を入手できるか
取付条件:別モーターへ変更できるか
制御:周辺の制御装置への影響がないか
特に比較的小型の三相モーターでは、新品交換の方が合理的な場合があります。一方、外国製品や廃番品では、現在の仕様を確認したうえで代替モーターへの入替を検討します。
なお、複雑な制御装置と連動している設備は、単純なモーター交換だけでは対応できない場合があるため、個別に確認が必要です。
三相モーター修理をご相談いただく際に必要な情報
- メーカー
- 型式
- 銘板情報
- 使用設備
- 使用環境
- 現在発生している症状
銘板の写真と設備全体の写真があると、状況を把握しやすくなります。また、「いつから」「どのような運転時に」症状が出るのかも重要な情報です。

三相モーターの修理・入替は岡部機械工業へ
岡部機械工業では、搬送装置や組立機などで使用される三相モーターについてご相談を承っています。回らない、異音がする、発熱するといった症状がある場合には、型式・使用環境・症状などを確認し、対応方法を検討します。
外国製モーターや生産終了品についても、仕様や取付条件を確認し、代替モーターへの入替が可能かを検討します。
三相モーター修理に関するよくある質問
Q.三相モーターが回らない原因は何ですか?
電源・配線・ベアリング・コイル・制御機器・負荷側装置など複数の原因が考えられます。モーター本体だけでなく設備側も含めた確認が必要です。
Q.異音がする場合はベアリングが原因ですか?
ベアリングの劣化は代表的な原因の一つですが、軸や負荷側装置など別の原因も考えられます。症状だけで断定せず、状態を確認することが重要です。
Q.三相モーターは修理と交換のどちらがよいですか?
モーターの大きさ、故障箇所、新品価格、使用年数、代替品の有無などを比較して判断します。小型の場合は新品交換の方が適していることもあります。
Q.外国製の三相モーターも置き換えられますか?
仕様、取付寸法、軸寸法、回転数、電圧、制御方法などを確認し、代替モーターへの入替を検討できる場合があります。